産後の女性
「産後の妻が理解できない」と悩むお父さんたちへ
甘い新婚時代が終わって、 待望の第一子誕生! のはずが、奥さんの様子が今までとは違う。 人も羨む仲良し夫婦だったはずなのに、 なぜ!?と嘆いているそこのアナタ。 奥さんの現状を、どこまで理解できていますか? |
まずは、よく聞く奥さんたちの悩みを列挙してみます。
●閉塞感
不慣れな子育てで、なかなか外出がままならず、気分転換が難しい。
赤ちゃんの短い眠りのペースの中で、慌てて家事を片づける毎日で、
自分のために使える時間はほとんどない。
●孤独感
今までの友人(独身または既婚子なし)とは、 遊びのペースが合わない。 おねんね期の赤ちゃんはまだ公園遊びもせず、 仲間が作りにくい。 気づいたら1日まともな大人の会話をし なかった、ということもしばしば。夫が忙しく、 実家も遠いと、 |
赤ちゃんと二人で孤独な毎日を過ごすことになる。
これがいつまで続くのかと考えただけで、気が遠くなる。
●疲労感
もとより産後の体は疲れているのに、夜まとめて眠ることができないので、
さらに疲労がたまる。食事も、赤ちゃんが泣きやまないので
授乳しながらというパターンが多いし、トイレさへ
自由に行けずに我慢してしまうので、便秘や膀胱炎になる場合もある。
●焦燥感
今までは働いてきて、実績を出せばそれなりに評価され、
達成感が得られた。
それに比べ、どんなに立派な子育てをしてもお金になるわけではない。
子育ては尊い仕事と頭では理
解していても、自分が社会から取り残されて、
ブランクを作ってしまっていると感じる。
それに比べ、夫は働き盛り、大きな仕事をして評価もされ、
心底羨ましい。誰のおかげでご飯が食べられているのか、
と言われたら、確かに夫のおかげだけれども、
誰のおかげで心配なく外に働きに出かけられるのか、
と逆に問いたい。
……そこを何とか乗り切って、奥さんの気持ちの中で
それなりに対応策が見つかって割り切れたら、
子育てがぐっと楽になったと実感できるはず。
でも、それにはあなたの手助けが必要なのです。
「仕事が忙しい」を言い訳にしていませんか? 一家の大黒柱としての責任感は、確かに 重大。ストレスもかなり強いと思います。 でも、昼休みに食事をする暇もなく、 夜同僚と飲みに行く暇もなく、 通勤時間も爆睡したり本を 読んだりする暇もなく仕事をし、 |
ましてや夜2,3時間ずつしか
眠る暇がない、というお父さんは、
そういないのではないでしょうか。
新生児との暮らしには、お母さん都合による休み時間というものが、
ほとんど取れないものなのです。
「今日はここまでやったから終わり。本日閉店」ではありませ
ん。正に「一人
24時間営業」。そうすると、徐々に体に疲労がたまってきて、
体が疲れると心も疲れてきます。
まずは、自分のことは自分ですること。あなたは立派な大人なのです。
奥さんの仕事をこれ以上増やしてはいけません。
まして、赤ちゃんへ焼きもちを焼くなんて、
もってのほかです。
それから、できる限り奥さんの話を聞いてあげてください。
そして、休みの日には赤ちゃんを預かり、
奥さんの心と体を休ませてあげてください。
「ミルクをうまくあげられない」「オムツをうまく取り替えられない」
を言い訳にせず、赤ちゃんと二人でお留守番できるようになりましょう。
赤ちゃんがもう少し大きくなったときに、
「パパ大好き!」と言ってもらえるよう、
忙しいお父さんも頑張って、
奥さんを孤独なお母さんにしないように
してください。小さくて手がかかり、手放しでかわいいのは、
今だけですよ。今からしっかり関わっておかないと、
子供はすぐに大きくなってしまって、そのときにはもう奥さんにも
子供にも相手にしてもらえいかもしれないですよ。
「そんなの理不尽だ」と思われるかもしれませんが、 やはり妻にとって夫の存在というの は、とても大きいのです。 あなたは頼りにされているのです。 ここが頑張りどきですよ、お父さん!! |